ブログ
2022.09.03
先日稲盛和夫さんが亡くなった。本を読むのがあまり好きでもなかった僕でも分かりやすく表現された経営哲学の本に沢山学びを頂いた。
その中で昔読んだ本の中にどんな立派なことをいっても、それを説く人間が立派でなければ、その内容は聞く人の心には入らない。何をいうかよりも、誰がいうかの方が大切で、立派だと思われていない者が立派なことを説いたところで全く説得力はないと書いてあった。
社会に出て、すぐに実家に戻ってきた僕は、多くの人が最低限持っている教養もなく先輩やお客様にもあきられたことも沢山あったはず。
社員数も少なかったが僕の熱はまっすぐ伝わらないし、みんなの心も全く掌握できないことに悩み、じれったい思いを沢山した。本に書いてある通り自分自身が話を聞いてもらうにふさわしい人間に成長をしなければ『一緒に頑張りましょう』といったところでその熱意は一向に伝わることはない。。
そう思ってからはとにかくどんな現場でも喜んで回収に行き、合間に営業活動をし、眠たくても本を少しでも読むようにした。すると少しずつではあったが想いが伝わっていくのを感じるようになった。当時は少なかったドラレコの装着やスマホの貸与など反発はあったが何とか進めていく事が出来た。
今は気づけば社員数が50名近くなり、コロナの影響もあって中々一度に全社員が集まる機会も減りこれまで以上に想いを伝えるのが難しくなっている。
そんな中で訃報を目にして新聞のコラム欄を見て改めて本を手に取った。自分自身が忘れていたものを再度思い出させて頂き改めて感謝感謝。
社員の為に地域の為に環境の為にこの想いに曇りはないか。『動機善なりや、私心なかりしか』。会社でも団体でもそうだが私利私欲はないか。改めて考えさせられ背筋がピンとなりました。
人生とは『今日一日』の積み重ね、最近は一日三省どころかしない日もあったかも・・。こういう所がまだまだですね😢
少しでも話を聞いてもらえるように話が伝えるように気合を入れて頑張ります。
大きなプロジェクトの実現へ向けて沢山の人の心へ火をつけることが出来るように一日一日を積み重ねていかねば。