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2020.01.15
昨日の長崎新聞コラム
読んでみてはっとした。自分もたまに言いたくなるし、酒の席では言うかも😅
弊社を選んで欲しい為に、『他人下げ』をしていないか。
僕らが業を営んでいる市は、全国的に見て非常に多くの一般廃棄物の許可業者が存在している。許可業者の数が、多いのが良いのか悪いのかは分からないが、法に従い適正に収集運搬処分を行っている業者の数は、お世辞にも多いとは言えずというか非常に少ない。恐らく行政も何となくは実態を把握しているとは思うのだが…🤐
僕はお客様から問い合わせがあった時にどのような話をしているか。記事にあるように『他人下げ』をすれば契約が取れそうだが、実際はそういかないのが現実だ。適正処理とそうでない場合は金額の差が大きいからだ。それが分かっているから簡単に『他人下げ』はしないが、熱く語って説明したくもなる。しかしそれをやると永遠といたちごっこが続き、業界の発展には繋がることはないし、あくまで業者を選ぶのはお客様であるから何も言うことは出来ない。
でもせっかく業者の数が多いのだから、我々許可業者が、足並みを揃え適正処理を推進していけば、適正金額での業務受注に繋がるし、排出者も廃棄物に関心を持ち適正処理を行い、リサイクル率も上がるのではないかなと思いもするのだが。
どのような業界も同じだが、数が多いと方向性が同じであれば非常に大きな力になるが、利害関係が絡む以上は、足並みをそろえて行く事は非常に難しい。でも足並みが揃えばその先には、排出者の意識向上・リサイクル率の向上など業界の発展や持続可能な地域づくりにも繋がるはず。記事にもあるように僕らは、謙虚に適正処理とはどういうものかをお客様に伝えながら判断をしてもらわねば😤
事業所の規模にかかわらず事業活動に伴う排出される不燃物は産業廃棄物です。都度マニフェストを発行しないといけません。契約書はありますか。一般廃棄物は品目ごとの収集になります。資源ごみも一般廃棄物です。許可業者が持ち帰ることは出来ません。一般廃棄物は市町村に処理責任があって他の自治体へは持っていけません。そして処理責任は排出者にあります。などなど知って欲しいことは山盛り。
地道ではあるけれど多くの排出者へ、知ってもらえるような活動をもっとやっていこう❗
と帰りの高速で他地域の塵芥車が長崎市から反対方向へ走るのを見てイラっとし、このコラムを読んだら言いたくなった。結局は僕も『他人下げ』しちゃうなと…😅